フロントランナー② 出口 貴啓さん

2021-03-16

新しい価値観を学びながら
地域に融合していく期待の若手

出口 貴啓

山の都地域しごとセンター

山都町地域おこし協力隊。熊本県立大学大学院に所属し社会学などを研究。山都町のファンづくりに向け、大学生の受け入れや高校魅力化などを実施。

これまでのむらづくり活動は?

 地元は人吉球磨です。地域に関わることがしたくて、大学で社会学を専攻しました。山都町は自主的な取り組みが活発で、「山都でしか」という若手農家中心のまちづくりに取り組む株式会社があったり、町が人材育成塾を主催したりと、以前から魅力的に感じていて、地域おこし協力隊になりました。
 協力隊のテーマとしては、山都のファンづくりを軸に、他地域の高校生が山都町に留学する「地域みらい留学」のサポートを行ったり、空き家バンクの運営サポートや移住相談対応などを行ったりしています。今も大学院に所属しているので、山都町のジビエや野菜を学食で提供する取り組みなども行っています。

今後、取り組みたいことは?

協力隊の任期もあと1年ですが、今後も事業として山都町をはじめ熊本県の地域に関わる仕事をしていきたいと考えています。自分の生計も立てながら、地域に関わっていくためにはどうしたらいいのか、いろいろと模索をしているところです。
 特に学生と地域をつなぐ事業に興味があり、高校魅力化や大学生の受け入れを今後も続けていきたいと思っています。また、空き家活用の仕組みや、移住のマッチングの仕組みづくりにも興味があります。

塾での学びが役立ったことは?

大学生のときにむらづくり塾に参加して、自分のモチベーションが上がりました。塾で学んでから、「自分が関わっている地域では、どうしたらいいか?」と考えるように変わりました。
 また、講師や参加者の皆さんにもかわいがっていただきました。塾を通して、熊本県内のむらづくりを行っている人たちとのネットワークを広げることができました。とても貴重な場だったと思います。

Message ~これからむらづくり活動を考えている方へ~

地域の方々に対してリスペクトが大事だと思います。一方的に「こんなことが課題・こんなことをやりましょう」では受け入れてもらえません。地元の人が守ってきたものと新しい価値観を、どう掛け合わせるかが大事だと思います。

ご連絡はこちら

山の都地域しごとセンター:0967-72-9111