フロントランナー③ 西守 信二さん

2021-03-16

自然農のスタイルを楽しみながら
実践し広めていきたい

西守 信二

アルモンデ・結熊自然農園

福岡県出身。水処理関係のエンジニアを経て「農的暮らし」を実現したいと55歳の時に山鹿に移住。自然農を教える勉強会などを主催している。

これまでのむらづくり活動は?

以前は全国転勤もあるエンジニアとして仕事をしていました。移住のキッカケは、妻からの「この暮らし変じゃない?」という言葉でした。自分たちで米や野菜を作りながら暮らしたいと考えるようになり、奈良県の「赤目自然農塾」に通い、移住先を考えていました。今の家と畑の紹介があり、山鹿へ移住。集落の方々からも受け入れてもらい、少しずつできることを増やしてきました。
 自分が学んだ自然農について教える勉強会を開き、炭焼きも始めました。また、集落を訪れた人が休憩できるカフェを2021年3月にオープンします。

今後、取り組みたいことは?

田畑の勉強会を始めてから、地元の人だけではなく、福岡など県外からも参加者が増えてきました。すると休憩するときの場所がほしいという声が出るようになり、この度カフェを開設することになりました。
 さらには泊まってみたいという声もあるため、将来は民泊ができるようにしようと考えています。地元の人からの紹介で山も購入しました。しいたけの栽培や炭焼きなどを続けながら、今後は「山の再生」を進めていくことができたらと考えています。

塾での学びが役立ったことは?

安心院町の農泊に実際に泊まる研修が、一番印象に残っています。やはり現地に行くと講座だけでは伝わってこない現地の空気感や、おもてなしの姿勢などを感じることができました。また安心院の方から「普段の暮らしを体験として提供しているだけだから」という言葉を聞き、「それなら自分でもできるかもしれない」と思い、今の取り組みにつなげることができました。
 その時に出会った講師の方とは今も交流があります。お互いの家を行き来したり、進捗を相談しあったりと、縁がつながっています。

Message ~これからむらづくり活動を考えている方へ~

まずは地域の人に信頼してもらうことが大事です。区役を担ったりすることもよいと思います。さらには「こんなことがしたい」と言いまくることも大事です。いろんな方がつないでくれるキッカケになると思います。

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