フロントランナー⑦ 米川 博子さん

2021-03-17

大豆とデザインのチカラで
地域の人々を巻き込む

米川 博子

なごみの郷地域づくり協議会

元和水町地域おこし協力隊。くまもと地域おこし協力隊ネットワーク監事。現在はフリーランス(nurkka)で大豆コーヒーの企画販売や、デザイン業務を実施。

これまでのむらづくり活動は?

出身は玉名ですが、20代は東京で商品販売の仕事をしていました。50歳になった自分を想像すると、このまま東京で暮らしているイメージがなく、畑が広がっている田舎で過ごしたいと思ったのがUターンのきっかけです。
 和水町の地域おこし協力隊になることができ、「なごみの郷高野地域づくり協議会」が進めていた大豆コーヒーづくりに参加しました。耕作放棄地対策として手間の少ない大豆づくりを始め、活動資金を得るためにコーヒー販売を始めたところ、徐々に人気が出て、近隣の道の駅で継続的に買っていただける商品に育ちました。ノンカフェインなので、妊婦の方や贈り物に喜ばれているようでうれしいです。

今後、取り組みたいことは?

協力隊を卒業してからも、引き続き大豆コーヒーの企画販売を行っています。ふるさと納税の返礼品も始まったので、大豆の生産量拡大に取り組んでいきたいです。最近はイベントに出店できていないので、もっと出店したいと思っています。
 また、和水町などを中心に、徐々にデザインの仕事もいただけるようになってきたので、仕事の幅を広げていきたいです。デザインの力で商品ブランディングを行ったり、地域のやる気やアイデアがある方を応援したり、そんな仕事ができればと考えています。ゆくゆくは町全体のブランディングにも、関わることができたらうれしいです。

塾での学びが役立ったことは?

受講している時に出会った、他の地区の協力隊と仲良くなれたのは良かったです。それぞれの地区のイベントに、相互に出店したこともあります。同じような方向に向かっている人との出会いは、心強かったです。
 また、いろんな方の苦労話を聞けたことで、自分たちだけじゃないんだと思えました。自分の方向性を見つけることができたと思います。

Message ~これからむらづくり活動を考えている方へ~

まずは自分が恥ずかしくない存在になることが大事だと思います。特に協力隊としては自分自身が商品でもあり、地区の人にサポートしていただく必要もあるので、たくさんの方とコミュニケーションを取ることも大切だと思います。

ご連絡はこちら

なごみの郷地域づくり協議会:/nurkka