フロントランナー⑨ 岩田 陽一さん | 熊本むらづくり

フロントランナー⑨ 岩田 陽一さん

2021-03-17

ジビエの流通を通じて
新たな価値を地域に循環したい

岩田 陽一

ジビエ工房やまと

ジビエ工房やまと施設長。地域に根ざした会社で、新しい働き口づくりや住みやすい町づくりに貢献。

これまでのむらづくり活動は?

荒尾でサラリーマンをしていましたが、毎日働いて家に帰る日々に少し疑問を感じたのと、地元の山都町が衰退していくのを見て田舎に戻って貢献したいと思ったのが、Uターンのきっかけです。地方で新しい働き口をつくることや、そのために住みやすい町をつくることに貢献できたらと考えています。
 2017年からジビエに関わる仕事を始めました。山都町では1年に5000頭以上のシカやイノシシが処分され埋設されていました。少しでも商品として流通させるべく、「ジビエ工房やまと」の立ち上げから関わりました。今では約300人の猟師の登録があり、九州内を中心に徐々に販路も拡大しているところです。

今後、取り組みたいことは?

これまでは積極的な営業活動はあまり行っていなかったので、これから関東や関西なども含めて販路を拡大していきたいです。そこで得た販路のネットワークなどを活用して、新しいこともできたらと考えています。都市に集まるニーズを、地方で拾っていくような取り組みを進められたらと思います。
 また、最近考え方も少し変わってきて、若い人を育てていきたいと思うようになり、人を育てるということに意識が向くようになってきました。自分の経験を少しでも伝えて、お役に立てる機会を作っていけたらとも考えています。

塾での学びが役立ったことは?

 参加してから考え方が変わった実感があります。いろんな方や講師が来られるので大変刺激になります。自分以外の人の考え方を知れたことは大きかったです。
 また、お話を聞いているうちに、自分の中で成功パターンや失敗パターンなどが見えてきたことで、考えを実行に移すときにも役に立っていると思います。

Message ~これからむらづくり活動を考えている方へ~

 何事も経験!という考え方が大事だと思います。やってみないと良いも悪いも判断ができないので、はじめに答えを考えるのではなく、まずは小さくてもよいので、やってみようという姿勢が大切だと思います。

ご連絡はこちら

ジビエ工房やまと:0967-73-4429