フロントランナー⑪ 前田 亮介さん | 熊本むらづくり

フロントランナー⑪ 前田 亮介さん

2021-03-18

枠にとらわれず人柄が見える地域の情報発信を目指す

前田 亮介

株式会社河内研究所

株式会社河内研究所代表取締役。東京から帰郷後、地域情報発信サイト「肥後ジャーナル」を開設。その後、地域に寄り添った情報発信を目指し同社を設立。

これまでのむらづくり活動は?

 今では多くの人に見てもらえるようになった「肥後ジャーナル」ですが、最初の1年半ほどは、これ一本で食べていけるほど収入はなく、アルバイトで食いつないでいたくらいなんです。そんな中でも「1日2本の記事をあげる」ことだけは続けてきた結果、周りの方々の助けもあり、PV数(ページの閲覧数)も増えていきました。
 その後、出稿依頼が増えてくると、情報を掲載するだけでなく、魅力的に伝えるためのアドバイスもするようになってきました。そうした経験から、もっと熊本の地域に密着した広告代理店の必要性を感じ、株式会社河内研究所を立ち上げました

今後、取り組みたいことは?

 かなり挑戦的な取り組みになると思うのですが、広告収入に頼りすぎず、より「肥後ジャーナル」らしさを高め、強いメッセージ性を持ったメディアにしていきたいと考えています。
 情報媒体として広告収入を減らすことは既存の事業モデルから逆行するように見えるかもしれませんが、発信者の思いを明確にし、より地域に密着したかたちで、「肥後ジャーナル」の伝えたいことの純度を高めていきます。そうすることで、メディアとしての方法以外でも深く地域の魅力を発信していきたいと考えています

塾での学びが役立ったことは?

 

 実は講座を受けたり、人に会ったりすることは苦手なんですが、ちょうど「肥後ジャーナル」が伸び悩んでいた時期だったので、なにかしらつかんで帰れるものがあるんじゃないかと「熊本むらづくり人材育成塾」に参加したんです。
 講座の内容も良かったのですが、そこでの出会いも印象的でした。自分よりも一回りも二回りも年上の方が、退職された後も、地域のために挑戦している姿に刺激を受け、行動することの大事さを再認識させられました。

Message ~これからむらづくり活動を考えている方へ~

 私自身の経験からですが、苦手なこと、自分が遠ざけていることほど、挑戦したほうが道が開ける場合もあると思います。少しでも、地域で何ができるか悩んだり、考えたりしている人は、講師や参加者などいろんな人に会ってみてはいかがでしょうか?

ご連絡はこちら

株式会社河内研究所:096-288-1550