森山　大雅

株式会社Loca　Design　Works
熊本を中心に広告やデザインを提案する広告会社に約20年務めたのち独立。ローカルをテーマに商品デザインや販路支援を行う会社を創業。誰かの人生を豊かにできるデザインでサポートしたい

これまでのむらづくり活動は？

熊本を中心とした広告業界で約20年働いてきました。主に中小企業のプロモーションや販売促進などの仕事を行っている中で、時折「地域の方々や活動」と深く関わる仕事をいただく機会がありました。町の街歩きのマップの作成や、特産品のパッケージ製作をさせていただく中で、地域や周りの人に喜んで頂く実感があり嬉しかったです。
自分の人生も折り返しを迎えるなか、これまでに培って来たモノを活かし、何を軸に仕事をしていくかを考えたときに、生まれ育った地域に貢献できるような仕事や誰かの人生を豊かにするようなデザインでお役立ちできないかと考え独立するに至りました。

今後、取り組みたいことは？

独立を行う前から商品のパッケージデザインをご依頼頂く機会が多くありました。先に述べたように私たちの仕事によって結果を出された方々の喜びの声も頂けることができ、これからもより力を入れて行きたいと考えています。パッケージのデザインを行うだけでは無く、どんなお客さんが買ってくれて、その商品はどのように届くのかを見据えた上で、生産者さんや事業者さんが誇らしく販売したくなるようなモノを一緒に残していきたいです。今ではパッケージデザインに留まらずその後のECサイトの立ち上げや、販売戦略やクラファンの支援なども行っています。
【お土産・ギフトのパッケージデザイン　Kurunto　https://www.you-plan.co.jp/kurunto/】
【ブランディングやデザイン　UNID　https://www.unid.design/】

塾での学びが役立ったことは？

年間を通して全ての講座に出た事がまずは大きかったです。地域づくりやむらづくりと言っても切り口がたくさんあると思いますが、様々なテーマから多面的に見ることができたので全体を俯瞰する事もでき、個別の事も学ぶ事ができました。
特に中野幸浩さんの６次化のお話や、高千穂ムラ旅の現地研修などでの商品開発や販売についてのお話は今の仕事にも役に立っていると感じています。

Message　～これからむらづくり活動を考えている方へ～

先に述べた中野さんが講座の中で言われていたように「その活動が仕事として食べて行けるのか」という考え方は大切だと思います。誰かのお役に立ちたいや、やりがいなども凄く大切な事ですが、長く続けて行けることで価値が生まれてくるものだと感じています。