フロントランナー④ 齊藤 剛司さん

2021-03-16

お世話になった大津町・熊本県で
笑顔を見られることに関わりたい

齊藤 剛司

リゴウサービス

元大津町地域おこし協力隊。「継業」をテーマに県立大津高等学校内の売店を運営するリゴウサービスを創業し、特産品のからいもの販売や流通にも取り組む。

これまでのむらづくり活動は?

 地域おこし協力隊の時には、特産品をテーマに、地元食材を活用したディナーショーや、えごま油の開発などを進めていました。
 しかし、協力隊の任期中に熊本地震があり、より本当の意味での町おこしの方法を模索しながら取り組みました。特産品を詰め合わせた応援セットの販売や、熊本地震復興中間支援組織「カセスル熊本」の設立などを通して、震災復興にも力を注いできました。
 協力隊の終了後、事業継承を行う「継業」の一端を担いたいと思い、現在は大津高校で売店を運営しています。

今後、取り組みたいことは?

 気持ちは地域おこし協力隊のころと変わっていません。自分を受け入れてくれた大津町や熊本が元気になり、人々の笑顔が見られることに関われたらと考えています。
 現在、大津町の特産である「からいも(さつまいも)」を、卸青果商社を通じて九州外で販売する仕組みづくりを進めています。引き続き拡大して行くつもりです。また、これから熊本県に来る協力隊のサポートを、今後も続けていきたいと考えています。

塾での学びが役立ったことは?

熊本地震の時に地域の女性から「温泉に行きたい」と相談がありました。そこで当時むらづくり塾で一緒だった黒川温泉地域で働く同じ協力隊の方に連絡を取り、大津町から黒川温泉まで直行バスを走らせることができました。
 出会ったその場ですぐに一緒に何かを行うということではなく、いろんな参加者と出会い、その方々と必要な時に化学反応が起こるのだと実感しました。個人ではお会いすることができないような講師から、リアルなお話を聞くことができ、参考になりました。地域の方々に、すぐに学びをフィードバックできたこともよかったです。

Message ~これからむらづくり活動を考えている方へ~

「何をしていいのか分からない」という人は、むらづくり塾など学びの場に行ってみるのがいいと思います。学びながら自分が気づかなかった方向性に気づき、少しずつ自分の中の火が大きくなってくると思います。

ご連絡はこちら

リゴウサービス:050-5327-5400