フロントランナー⑭ 柴尾 健二さん

2021-03-18

花いっぱいの地域の

情報発信拠点をめざして

柴尾 健二

たまなフラワーパーク

玉名・横島地域への誘客の核となる情報発信拠点として、観光農園をつくりたいと一念発起し、念願の「たまなフラワーパーク」をオープン。

これまでのむらづくり活動は?

 以前は弁当店を経営し、一心不乱に働いていましたが、体を壊し、続けることが難しい状態になってしまいました。そんな時期に、ふと自宅の南に上って景色を見渡したとき、自分の住む地域のすばらしさを改めて実感しました。
 この地域のすばらしさを次の世代に伝え、つなげていくためには何をすればいいか考え、今まで自分が培ってきたノウハウや趣味の園芸を生かした観光農園を立ち上げることを決意しました。当初は予定になかったのですが、友人からの助言と地域への滞在時間も考慮し、キャンプ場を併設することにしました。2020年6月に「たまなフラワーパーク」を立ち上げました。

今後、取り組みたいことは?

 うれしいことに活動に共鳴した息子が手伝ってくれるようになりました。SNSの更新や情報発信に関しても積極的に取り組んでくれているので、いずれはバトンタッチできるのでは、と考えています。
 今後は玉名を代表するような場所となることを目指しつつ、横島校区の情報発信拠点としての活用も考えています。周囲には農家も多いので、地元の野菜とタイアップした企画やイベントを開催して、生産者の皆さんも潤うような仕組みづくりをしていきたいと思います。

塾での学びが役立ったことは?

 「熊本むらづくり人材育成塾」の講座や現地研修を受け、いろいろな先進事例をうかがうことで、これから自分がやろうとしていること、考え方が間違っていないと確信できました。また、講師とやり取りすることで、整理されていなかったアイデアが目的に向かって明確になりました。
 参加者との交流を通して、他の地域の活動に関して情報共有することができ、今後の活動の展開に刺激を受けました。

Message ~これからむらづくり活動を考えている方へ~

地域の活動においては「地域に来てくれる人の楽しみ」と「自分の楽しみ」のバランスが重要だと思います。地域への集客ばかり考えすぎて、「自分の楽しみ」が少なくなってくると、続きません。無理せず、ゆた~っとでも続けていけたらいいと思います。

ご連絡はこちら

たまなフラワーパーク:0968-51-2727