フロントランナー⑰ 城本眞澄さん・誠也さん

2022-03-18

地域の歴史や文化の伝承を目指し、

地域の魅力をあらためて伝えていきたい

城本眞澄さん、城本誠也さん

赤井台地の史跡を守る会

「赤井台地の史跡を守る会」所属。益城や赤井地区に伝わる歴史や伝承を伝えるため、フットパスの造成や、古い屋敷の文化財の保護活動などの取り組みを精力的に行う。

これまでのむらづくり活動は?

きっかけは、益城町の郷土史家であった、故松野國策先生の炉辺談話塾でした。この時に知り合った仲間から輪も広がり、地域の歴史・魅力を発信してきました。赤井地区のことを赤井地区の人たちに知ってほしいという気持ちが出発点です。「くまもと里モンプロジェクト」を活用した「赤井の史跡を歩く」をテーマとしたMAPと看板を作成した取り組みを皮切りに「益城ほりおこし隊」としての活動や「志賀哲太郎顕彰会」、「ましきフットパス」のコース作成・活動など、いろいろなことにチャレンジしてきました。

今後、取り組みたいことは?

地域の人たちに知ってほしいと作り始めた「益城町の歴史・文化 歌留多(かるた)」は、文章の検証等に膨大な時間がとられました。文化財保護員の方にお手伝いいただき、熊本地震を挟んで7年越しの2020年3月に完成しました。これからは地域のサロンや老人会などから広めていきたいと考えています。また、私たちの家は登録有形文化財となる予定で、登録有形文化財8軒で組織した「古民家所有者の会」としても活動しています。熊本地震の被害で長屋門は失いましたが、受け継がれてきたこの家屋を活かし、「登録有形文化財での古民家農家民泊」に力を注いでいきたいと考えています。

塾での学びが役立ったことは?

  

「登録有形文化財での古民家農家民泊」は熊本むらづくり人材育成塾の現地研修で訪れた安心院や南阿蘇の農泊・民泊から着想を得たものです。「くまもとチャレンジャーAWARD2021in益城」で計画を発表したところ、グランプリを受賞することができました。むらづくりの講座では様々な事例に触れることができ、自分たちにとってやりやすい形を模索することができました。学んだ知識やノウハウは今後の活動にもさらに生かしていきたいと考えています。

Message ~これからむらづくり活動を考えている方へ~

「想いを持ってまちづくりに取り組もうとした際に、総意をまとめ、地区で始めようとすると足並みが揃わないため、まずは心許せる親しいもので立ち上げるのが大事だと思います。。

ご連絡はこちら

古民家農家民泊【城みち】 090-5388-9187